2012年11月21日
読売新聞の取材を受けました
支援の会の活動が読売新聞の取材を受け、11月21日(水)の朝刊に掲載されました。
************************************************************************
大阪女学院高3年 塩村文茄さん
大阪女学院中・高校の生徒でつくるボランティア団体「東日本大震災被災者支援の会」の34人は、被災地への様々な支援活動に取り組んでいます。今は、宮城県南三陸町の漁師がワカメ養殖で重りとして使う砂袋を作っており、同会長の高校3年塩村文茄さん(18)は「ミシンは苦手だけど、被災地の漁師さんに喜んでもらえたら」と話しています。
同会は、震災発生の翌日から街頭や学内で募金を開始。チャリティーコンサートを企画するなどして、計400万円以上を被災地に送り届けてきました。塩村さんはテレビで津波の被害を見て、「私も力になりたい」と活動に参加。その後、来校した福島県大熊町の教会の牧師から「避難先を転々としながらの毎日は不安で眠れない」と聞き、改めて被災者を支える大切さを感じたといいます。
同会は5月、別のボランティア団体が、壊滅的な被害を受けたワカメ養殖の漁師を支援する活動を知り、参加を決めました。ワカメ養殖には漁師1人で約2000袋の砂袋が必要だといい、塩村さんはメンバーと一緒に作ることにしました。
ミシンでビニール製の砂袋を縫い続け、半年間で目標の300枚に達しました。年内には「おいしいワカメが育ちますように」「東北のわかめ待ってます」などとメッセージを書き込んで被災地へ送ります。
同会では、ほかにも今月3日の文化祭で、毛糸で編んだボール形の携帯電話ストラップを1個1000円で販売。売り上げ約3万円を南三陸町に寄付しました。来年3月には、岩手県大船渡市を訪れ、初めて被災地でのボランティア活動に乗り出します。これを最後に卒業する塩村さん。「小さな手助けでも、被災者にとっては大切なこと。震災を忘れないためにも、まず行動を起こしてほしい」。地道な取り組みは後輩へ受け継がれます。
(2012年11月21日 読売新聞)
0 件のコメント:
コメントを投稿