2014年7月5日土曜日

6/24 e-libera より


http://www.e-libera.com/pleasure/2014/taeashida/?cspress より

南三陸町への支援活動 ─── MINA-TAN CHARM
芦田多恵は海外で学んできたせいか、社会とのつながりをとても大切にしている。その一つが、宮城県南三陸町の復興支援活動。これは、芦田多恵と仮設住宅に入居する縫製技術者とのコラボレーションによって生まれた小物制作のプロジェクト。洋服の端切れなどの素材とデザイン、縫製の仕方などは芦田多恵が提供、現地の縫製技術者の手で生産されたものをTAE ASHIDAのルートで販売しようというもの。そうして生まれたのが、オートクチュールさながらの質感と高い付加価値を備えたチャーム(マスコット付きキーホルダー)である。

買ってみたら復興支援に役立っていた
余った端切れなどを使用しているため、マスコットのキリンやイヌ、ウマ、ネコなどは、一つとして同じものはない。「被災地の手づくり品」ではなく市場で競争できる「高品質の商品」を目指しただけあって、手の込んだ仕上がりは一級品。「復興支援のために買うのではなく、買ってみたら復興支援に役立っていたというのが理想」だそうだ。こうした地道な活動を続けることで、やがて地場産業に育ち、地域経済の自立に役立てば、と考えている。一時的な寄付でなく、自立を支援するところに計画の永続性がある

MINA-TAN CHARMに込められた思い
このプロジェクトで生まれた製品は「MINA-TAN CHARM(ミナ・タン チャーム)」と呼ばれている。MINAは南三陸町のMINA。TANはTAE ASHIDAのTAと千利休の孫、千宗旦(そうたん)のTANからとられている。千宗旦は、寺の住職から届けられた白玉椿を、使いの小僧が転んで飛び散らしてしまい、それを丁寧に懐紙に包んできたのを見て、花のない枝を床の間に生け、花びらを畳みにまき散らして生かしたという。そこには、一度、価値を失った洋服の端切れも、心を込めて再生させれば生き返る、という思いが込められている

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